2006年 09月 04日
札幌日経OP 回顧 |
このレースの最大の関心はコスモバルクの走りだった。
叩き台の意味合いが濃い秋初戦で、なおかつ62キロという酷な斤量だったので、結果はともかくその内容に注目したが、私の評価は欠点が相変わらず克服されていなかったので、落第点は与えられないというものである。
62キロという酷な斤量ながら何とか2着に入ったことで、まずまずの初戦だったという評価もあるようだが、それは見誤っていると思う。
なぜなら、2着という数字的な結果だけで安易に満足して、その内容を分析するという本質に欠けているからだ。
4馬身差をつけられたトウショウナイトは、骨折後はまったく精彩を欠き、まだ全盛時の調子には戻っていない。
バルクと1馬身1/4差の3着に入ったブリットレーンに至っては、近走は惨敗続きで7歳という年齢を考えると、もうオープンでは通用しないと思われるほどの散々たるものだった。
トウショウナイトからの着差とブリットレーンとの力関係を考えると、62キロという酷な斤量を差し引いても、とてもこれからGI制覇を狙う馬の走りではなかった。
2着という着順は、ルーベンスメモリー、メジロコルセアという人気馬がその力を発揮できなかったために、拾うことができたものだろう。
陣営は、拾った2着という表向きの結果に満足せず、またしても折り合えなかったという課題に目を向け、その克服に努めるべきだろう。
天皇賞・秋への出走権がかかる次走こそ、コスモバルクの真価が問われるだろう。
最後にその陣営のコメントを残しておく。
武幸四郎騎手
「この馬にはペースが遅すぎたので、スタンド前でハナに行ったんです。引っかかってガーンと行ったわけじゃないですよ。落ち着いて走っていましたからね。あくまで今日はステップレースで62キロを背負ってガチャガチャやってもしょうがないですからね。でも、さすがに良い馬でしたよ」
田部和則調教師
「ファンの皆さんには喜んでもらえたんじゃないですか。今日はすべて斤量ですよ。62キロでここまでやるんだからすごいですね。次は中山(オールカマー)です。これで手応え十分で臨めますね」
叩き台の意味合いが濃い秋初戦で、なおかつ62キロという酷な斤量だったので、結果はともかくその内容に注目したが、私の評価は欠点が相変わらず克服されていなかったので、落第点は与えられないというものである。
62キロという酷な斤量ながら何とか2着に入ったことで、まずまずの初戦だったという評価もあるようだが、それは見誤っていると思う。
なぜなら、2着という数字的な結果だけで安易に満足して、その内容を分析するという本質に欠けているからだ。
4馬身差をつけられたトウショウナイトは、骨折後はまったく精彩を欠き、まだ全盛時の調子には戻っていない。
バルクと1馬身1/4差の3着に入ったブリットレーンに至っては、近走は惨敗続きで7歳という年齢を考えると、もうオープンでは通用しないと思われるほどの散々たるものだった。
トウショウナイトからの着差とブリットレーンとの力関係を考えると、62キロという酷な斤量を差し引いても、とてもこれからGI制覇を狙う馬の走りではなかった。
2着という着順は、ルーベンスメモリー、メジロコルセアという人気馬がその力を発揮できなかったために、拾うことができたものだろう。
陣営は、拾った2着という表向きの結果に満足せず、またしても折り合えなかったという課題に目を向け、その克服に努めるべきだろう。
天皇賞・秋への出走権がかかる次走こそ、コスモバルクの真価が問われるだろう。
最後にその陣営のコメントを残しておく。
武幸四郎騎手
「この馬にはペースが遅すぎたので、スタンド前でハナに行ったんです。引っかかってガーンと行ったわけじゃないですよ。落ち着いて走っていましたからね。あくまで今日はステップレースで62キロを背負ってガチャガチャやってもしょうがないですからね。でも、さすがに良い馬でしたよ」
田部和則調教師
「ファンの皆さんには喜んでもらえたんじゃないですか。今日はすべて斤量ですよ。62キロでここまでやるんだからすごいですね。次は中山(オールカマー)です。これで手応え十分で臨めますね」
by masa_ishizawa
| 2006-09-04 19:04
| レースの感想