2006年 03月 23日
フィガロ産駒 スピンオフ 鞍上は内田博騎手に決定!! |
サンシャイン牧場の伊達さんから、スピンオフの次走の鞍上は内田博騎手に決定しました。との連絡が入った。
というのも、私が発行しているメルマガで、スピンオフの次走の鞍上には若手の有望株である丹内騎手にしてみてはどうかと伊達さんに提案していたのである。
伊達さんは、そのメルマガの中でサンシャイン牧場で繋養されているフィガロを特集する際に、取材を申し込んだところ快く引き受けてくれ、またそのメルマガの読者になってくれたのである。
さて、今回の鞍上の選択だが、ベストと言えるのではないだろうか。
内田博騎手は日本のデットーリとも言える程の、卓越した技術があり、追える騎手である。
スピンオフの決め手不足を何とかカバーしてくれそうだ。
あれー?確か丹内騎手を推していたのでは?節操のない奴だ。と思われている人もいるかと思うので、その誤解を解きたいと思う。
スピンオフは実力はあるものの、切れる脚が無く、勝ち切れていないレースが続いている乗り難しい馬である。
乗り難しいと言っても、決して気性が悪い訳でなく、脚の使いどころが難しいというタイプだ。
このようなタイプの馬には、乗り続けることが可能な主戦騎手が必要だと思うのである。
いくら技術の卓越した騎手でも、テン乗りでそのような馬に対するコツを掴むのはなかなか難しいのであろう。
前走で天才騎手・武豊をもってしても結果が出なかった。
従って、一度この馬に対するコツを掴んだ者が、続けて主戦騎手として乗れることが望ましいと思う。
そのためには、若手の騎手や騎乗回数の少ない騎手の方が乗り続けやすいだろう。
また騎乗回数の少ないベテラン騎手より、伸び盛りの若手騎手の方がいいだろう。
平馬戦なら負担重量の減量もあるし、技術の向上も見込める。
実績のある一流騎手では、どうしてもその他の有力馬との兼ね合いで、遠征した場合などは乗りに行けない場合が多くなると予想される。
お手馬の少ない若手騎手ならどこに遠征しようと、この馬のために一緒に遠征してくれる可能性が高まると思う。
それは、私がこの馬の素質を高く買っているからでもある。
弱い馬では、さすがに若手騎手と言えども、1頭のために遠征はできない。
この馬は間違いなく1勝や2勝で終わる馬ではないと信じている。
これからこの馬がクラスを上げていく過程で、下級条件から気心の知れた主戦騎手がいた方がより出世が早まると思うのである。
調度そのいい例が、先日のフィリーズレビューを勝利したダイワパッションが挙げられる。
ダイワパッションは関東の増沢末夫厩舎の馬だが、この馬に騎乗できる騎手が見当らなく、たまたま関東に遠征してきていた関西所属の長谷川浩大騎手を起用したところ、この馬と手が合うのか見事な騎乗で勝利を飾った。
そして増沢末調教師は次走のフェアリーS(G3)でも彼を起用し、見事に連勝を飾った。
これが仮に長谷川浩大騎手ではなく、武豊騎手だったら1度乗って勝った馬の重賞挑戦でも、他の有力馬との兼ね合いで遠征してこれなかったかも知れない。
長谷川浩大騎手とダイワパッションの名コンビは、フィリーズレビューでも実に息の合ったところを見せてくれた。
その所属に関係なく、手の合う若手騎手を起用し続けた増沢末調教師の素晴らしい好判断と言えるだろう。
では、数多くいる若手の中からなぜ丹内騎手なのか、それを書き出すと長くなってしまう。
それについてはメルマガの方で詳しく書いているので、よければそっちのバックナンバーを見てもらいたい。
このような観点から、スピンオフには丹内騎手を乗せてもらいたいと考えたのだ。
内田騎手は確かに素晴らしい騎手だが、地方所属なので主戦騎手にはなかなかなれないだろう。
あくまで、代打的起用になると思うが、その代打が野球で例えるならゴジラ松井やイチローのようなクラスの騎手なわけだから実に心強い。
内田博騎手、先日の京浜盃のサワライチバンのように、一発どでかいホームランを頼みますぜー。
それはそうと、スピンオフはそのレースに出走できるのだろうか?心配だ。
なぜなら登録している「はなのき賞」は実に38頭も登録しているからだ。
それに考えてみると、スピンオフは同じ1勝馬でも地方での勝利だから、他馬より収得賞金が少ないのだ。
3歳のこのクラスでも収得賞金順で優先されのかな?
もし、除外されたら中山で平場の1200M戦があるけど、そっちにも登録しているのだろうか?
気になってきた。そうだ!!伊達さんに聞いてみよう。
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by masa_ishizawa
| 2006-03-23 20:58
| 出走情報