2006年 10月 16日
府中牝馬S 回顧 |
サンレイジャスパーは惜しかった。
前走に続きクビ差負け。
またしても後藤にやられてしまった・・・。
だが、それでも先行有利の展開の中で、あそこまでよく差を詰め、そしてディアデラノビアの猛追を凌いだあたり、この馬も力をつけていることを見せてくれた。
また、心配した乗り替わりの中舘も何とか無難に乗ってくれた。
スタート直後、いきなり中舘の腕が激しく動いて、おっつけている姿を見たときは絶句し、
「何を考えているんだ。こいつは・・。」と思ってしまった。
案の定、サンレイジャスパーは口を割り、掛かり気味になったが、その後すぐに落ち着きを取り戻してくれたので、ほとんど影響が無かったが、血の気が引くような思いをさせてもらった。
今回のレースを見ると、負けはしたが、デアリングハートよりは、明らかに力は上だろう。
ここまで過酷なローテーションで走り続けているが、レースを使われながら徐々に力をつけている。
本番でも、さすがに勝ち負けは厳しいと思うが、確実に上位に食い込んでくるだろう。
追い出してからエンジンのかかりは遅いが、一度加速するといい脚を長く使うこの馬にとって、京都の外回りコースも条件が合う。
3コーナーから4コーナーの下り坂を利用して加速させ、エンジンのかかりの遅さをカバーできるからだ。
胴長脚長で器用さに欠けるこの馬にとって枠順は、当然真ん中より外が良いだろう。
大外からこの馬が伸びてくる。
3着ならなんとかなるかもしれない。
気の早い話はこのへんで止めておこう。
後は、無事に本番に出走できることを願うのみ。
ただでさえ出走過多過多なのに、今回は上がりだけの競馬で、上がり3ハロンのタイムが33.5という極限の脚を使ってしまった。
脚へのダメージが心配だ。
以前にも書いたが、血統的に見て、この馬が本格化するのは来年だろう。
父系のトニービン、母系のコジーンとも成長力のある血統だ。
この馬は、まだまだ強くなると思う。
本当の勝負は来年だ。
今は、無理だけは禁物だ。
エリザベス女王杯の後は、リフレッシュ放牧に出すべきだろう。
「2着ばかりでなかなかスッキリ勝てないねぇ。今日は併せた馬には勝ってるんだけど、勝った馬とは内と外で離れちゃったからね。あれで馬体が合っていればかわせたかもしれないね。ただこの2着で、エリザベス女王杯へは賞金的に足りるんじゃないかな」(高橋成忠調教師)
「期待通りの伸びだったのにね。展開のアヤ。勝ち馬はうまく流れに乗っていたからね」(中舘騎手)
デアリングハートは、展開に恵まれての勝利だったが、スローペースの中、きちんと折り合えたのは、距離が長くなる本番に向け大きな収穫だっただろう。
気性面も難しさから出世を阻まれていたが、この馬も競争馬として本格化したようだ。
ディアデラノビアは展開に泣いた。
あれ以上の脚を使えというのは無理だろう。
GIでは勝ち切れていないが、能力はGI級のものをもっている。
だが、本番ではさらに強い馬が出走してきそうなので、単は難しいとは思うが、連下として注意が必要だろう。
ヤマニンシュクルは、消耗戦の激しいレースでしぶとく伸びてくるタイプだけに、こういうスローの決め手勝負は向いていない。
今回は本番に向けての叩き台の意味合いが大きかっただけに、本番での巻き返しもある程度期待できるが、年齢的に大きな上積みは見込めないので、馬券に絡んでくるまではどうだろうか。
2歳から活躍し、脚元に爆弾のある馬だけに、そろそろ潮時だろう。
次走を引退レースとして、無事に繁殖入りさせることを望む。
前走に続きクビ差負け。
またしても後藤にやられてしまった・・・。
だが、それでも先行有利の展開の中で、あそこまでよく差を詰め、そしてディアデラノビアの猛追を凌いだあたり、この馬も力をつけていることを見せてくれた。
また、心配した乗り替わりの中舘も何とか無難に乗ってくれた。
スタート直後、いきなり中舘の腕が激しく動いて、おっつけている姿を見たときは絶句し、
「何を考えているんだ。こいつは・・。」と思ってしまった。
案の定、サンレイジャスパーは口を割り、掛かり気味になったが、その後すぐに落ち着きを取り戻してくれたので、ほとんど影響が無かったが、血の気が引くような思いをさせてもらった。
今回のレースを見ると、負けはしたが、デアリングハートよりは、明らかに力は上だろう。
ここまで過酷なローテーションで走り続けているが、レースを使われながら徐々に力をつけている。
本番でも、さすがに勝ち負けは厳しいと思うが、確実に上位に食い込んでくるだろう。
追い出してからエンジンのかかりは遅いが、一度加速するといい脚を長く使うこの馬にとって、京都の外回りコースも条件が合う。
3コーナーから4コーナーの下り坂を利用して加速させ、エンジンのかかりの遅さをカバーできるからだ。
胴長脚長で器用さに欠けるこの馬にとって枠順は、当然真ん中より外が良いだろう。
大外からこの馬が伸びてくる。
3着ならなんとかなるかもしれない。
気の早い話はこのへんで止めておこう。
後は、無事に本番に出走できることを願うのみ。
ただでさえ出走過多過多なのに、今回は上がりだけの競馬で、上がり3ハロンのタイムが33.5という極限の脚を使ってしまった。
脚へのダメージが心配だ。
以前にも書いたが、血統的に見て、この馬が本格化するのは来年だろう。
父系のトニービン、母系のコジーンとも成長力のある血統だ。
この馬は、まだまだ強くなると思う。
本当の勝負は来年だ。
今は、無理だけは禁物だ。
エリザベス女王杯の後は、リフレッシュ放牧に出すべきだろう。
「2着ばかりでなかなかスッキリ勝てないねぇ。今日は併せた馬には勝ってるんだけど、勝った馬とは内と外で離れちゃったからね。あれで馬体が合っていればかわせたかもしれないね。ただこの2着で、エリザベス女王杯へは賞金的に足りるんじゃないかな」(高橋成忠調教師)
「期待通りの伸びだったのにね。展開のアヤ。勝ち馬はうまく流れに乗っていたからね」(中舘騎手)
デアリングハートは、展開に恵まれての勝利だったが、スローペースの中、きちんと折り合えたのは、距離が長くなる本番に向け大きな収穫だっただろう。
気性面も難しさから出世を阻まれていたが、この馬も競争馬として本格化したようだ。
ディアデラノビアは展開に泣いた。
あれ以上の脚を使えというのは無理だろう。
GIでは勝ち切れていないが、能力はGI級のものをもっている。
だが、本番ではさらに強い馬が出走してきそうなので、単は難しいとは思うが、連下として注意が必要だろう。
ヤマニンシュクルは、消耗戦の激しいレースでしぶとく伸びてくるタイプだけに、こういうスローの決め手勝負は向いていない。
今回は本番に向けての叩き台の意味合いが大きかっただけに、本番での巻き返しもある程度期待できるが、年齢的に大きな上積みは見込めないので、馬券に絡んでくるまではどうだろうか。
2歳から活躍し、脚元に爆弾のある馬だけに、そろそろ潮時だろう。
次走を引退レースとして、無事に繁殖入りさせることを望む。
by masa_ishizawa
| 2006-10-16 20:30
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